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カテジナ日記

Vガンダムと富野由悠季作品

偽史同士の抗争を描いたガンダムF91

F91について、簡単にまとめておきたい。結論を先に書いてしまうと、F91とは「偽史同士の抗争」を描いた作品だ。そしてこの構図は、これ以降の富野作品の基底をなすことにもなる。富野作品をVガンダム前後、つまり鬱だの黒だの白だので分けるのは少し違うと思…

歴史を持たない郊外

ロナ家はその歴史的な正統性を強調するために、地域も時代もバラバラで脈絡がない複数の歴史的アイコンを、ごちゃまぜかつでたらめに配して自らの歴史的イメージを作り上げているわけだが、驚くべきことに、そうしたロナ家のジャンクな歴史をフロンティアIV…

ザビ家とロナ家

ガンダムF91はファーストガンダムに似たところがある、と書いたわけだが、やはり物語のレベルでもこの2作品はよく似ていると思う。とりわけロナ家の掲げるタテマエが、地球圏からの独立であるという点に至っては、ファーストガンダムとなんの変りもない。 し…

父の死、そして復活

1988年に公開された、機動戦士ガンダム 逆襲のシャア。 この作品全体から受ける印象はなんというか、実のところあまり政治の話をしていないな、ということだ。むしろこれは父ジオン・ダイクンの遺志(ニュータイプ論)に振り回されて死んでゆく哀れな子供た…

ガンダムF91の時代背景

前回F91、もとい富野由悠季が原点回帰した理由は当時の時代状況にあるのではないか、と書いたわけだが、その1991年について、正確には、それ以前の時代から1991年までの出来事をごく簡単に振り返ってみたい。 1988年…機動戦士ガンダム 逆襲のシャア公開。ア…

ガンダムF91のネガティブ感

前回、どこか後ろ向きな、過去を振り返るようなイメージがガンダムF91にはある、と書いたわけだが、それはいったいどのあたりなのか。 今、ざっと思いつく限りのことを挙げてみると、たとえばそれは ファーストガンダムのオープニングを、ほぼそのまま踏襲し…

公開当時のガンダムF91の評価

この作品、ガンダムF91における世間の一般の評価というものがいまいちよくわからない。私にしてもF91について何か思いだそうとすると、また、語ろうとすると何かボンヤリとした印象しか思い浮かばない。 おそらくは企画自体が尻切れトンボに終わっているため…