カテジナ日記

Vガンダムと富野由悠季作品

Vガンダム 14話 ジブラルタル攻防

ビルドゥングスロマンのビの字も無い14話。

 

カテジナたいして並々ならぬ執着心を見せるウッソは、このジブラルタルでとうとう彼女と接触することに成功する。ここでウッソはカテジナが宇宙に行くことを引きとめようとし、それが不可能だと知ると、今度は自分も一緒に宇宙へ行くと言い出す。だが、前々からウッソの恋愛感情を鬱陶しがっていたカテジナは、当然それを拒否する。このカテジナの言動は視聴者にも納得だろう。思春期にありがちなこととはいえ、ウッソは思い込みが激しくかなり鬱陶しい男の子なのだ。それでもウッソは食い下がるのだが、直後ザンスカールジブラルタルの武力制圧を始めてしまい、その混乱の合間をぬってカテジナはウッソを振り切り宇宙へ旅立つ。その後、ザンスカールと戦わざるを得なくなったウッソだが、ここで彼はシュラク隊のケイトを見殺しにしてしまい、ショックを受ける。

 

要するに、この14話でウッソは全く何も達成していない。好きな女の子(カテジナ)を引き止めることが出来ないばかりか、守ると誓った女性パイロット(ケイト)を死なせてしまっている。過去の少年向けのマンガやアニメの場合、主人公は好きな女の子をゲットしつつ、か弱い女性を守ることで、そのビルドゥングスロマンを成立させてきたのだが、Vガンダムにおけるウッソはそのいずれにも失敗してしまう。