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カテジナ日記

Vガンダムと富野由悠季作品

Vガンダム 16話 リーンホース浮上

「主義者というのは、いつの時代も…」

 

ここで出会うザンスカールの将兵たちは比較的まともな大人なのだが、そんな彼らに、マーベットは「レジスタンスの抵抗運動に子供を利用する、お前たち(リガ・ミリティア)は狂っている」と突っ込まれる。マーベットは「ギロチンを止めさせるためには必要なことなのだ」と苦しい反論をするが、その言葉に力は無い。

 

もともと富野は右だろうが左だろうが、こうしたイデオロギーや、それを掲げる政治運動に関してかなり冷淡だ。TV版Zガンダムにおけるエゥーゴティターンズか、それ以上に胡散臭い集団だったことを思い出して欲しい。F91におけるレジスタンスも相当マズかった。(劇場版Zガンダムにはいくつか残念な点があったが、その一つがこれだ。TV版のエゥーゴはかなり胡散臭い過激派として描かれていたのだが、新訳Zではほとんどストレートに正義の味方になってしまっている)

 

そしてこのVガンダムにおける、リガ・ミリティアシャクティカテジナがこれまで散々指摘してきたように、かなりヤバい集団ではある。だが、マーベットもそんなことにはとっくに気がついている。彼女は自分たちが100%正しいと思って行動しているわけではない。そしてそれは、この16話に登場するザンスカールの将兵も同様だ。大人たちが子供に何も言えないのも当然だろう。