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カテジナ日記

Vガンダムと富野由悠季作品

ウルトラセブンを観た

予想以上に1968年という時代の空気が反映された作品だった。あの時代の人たちが、どのように世界を見て、そして理解していたかが、よくわかる気がする。

 

セブンの基本的な構図というのは、宇宙人が人間に化けて、地球に潜入しており、そこでスパイ、あるいは破壊工作をしているというものだ。東西冷戦がそのピークを迎えていた時代に、日本人が東側諸国に対して抱いていた恐怖感を反映しているのだろう。あなたの隣人は宇宙人かもしれない、地球は狙われている、というメッセージを執拗に繰り返すので、今見ると、かなり神経症的な作品に思える。

 

今、逆に不思議に思ってしまうのは、次の二点がほぼ自明のこと、あるいは前提として物語が描かれているということだ。

・宇宙人とはコミュニケーション可能である
・戦争とは、地球=社会のリソースを巡っての争奪戦である 

比較的近年の作品、例えば、シリーズは異なるが、仮面ライダークウガなどでは、こうした前提がすでに成立しておらず、そこに悪、あるいは戦いというものについての、理解の変化を感じることができる。