Vガンダム 20話「決戦前夜」
カイラスギリーの艦内で女王マリアの娘として扱われているシャクティを目にしたカテジナは、彼女の存在に苛立ちを覚える。
カテジナにしてみれば、クロノクルにしがみつくことで、やっとたどり着いたザンスカールという「ステージ」に、シャクティがその運と才能であっさり踏み込んできたのだから堪らない。ここまで我慢を重ねてステップアップしてきた(つもりの)カテジナの立場もなにもあったものではない。
以後、カテジナはシャクティを突き放すべく、さらなる努力を積み重ねようとする。彼女にもっと余裕があれば、また違った人生の選択肢を選べたのかもしれない。しかし焦りと嫉妬に駆られる彼女は視野狭窄に陥ってしまい、そんなことには頭が回らなくなってゆく。