Vガンダム 24話「首都攻防」

上昇志向をむき出しにするカテジナは、クロノクルに「野心」の有無を問う。彼女はクロノクルの「器の大きさ」を測り始めている。彼女は捕まえた男のグレードで自分の価値が決まると思っているのだろう。一応、今のポジションでも女王マリアの弟の女なのだから十分じゃないか、と思うのだが、プライドの高い彼女はプチセレブでは我慢できなかったのだろう。これ以後はクロノクルの仕事をも手伝い、彼の出世を手助けしようとする。

一方のクロノクルだが、カテジナの問いに対して「母系社会を作り上げたい」という、よく分からない野望を口にする。これはZガンダムシロッコと同じことを言っているのだが、彼と異なりクロノクルの態度はかなり本気に見える。そんなイデオロギー少しは疑えよ、と思うのだが、カガチの発言を真に受けてしまったのか、カガチ以上にガチのマリア主義者である。専制君主にでもなった場合、より危ないのはシロッコではなく、本気すぎるクロノクルの方ではないだろうか。