カテジナ日記

Vガンダムと富野由悠季作品

2016-09-24から1日間の記事一覧

Vガンダム 51話 天使たちの昇天

カテジナはずっと不甲斐ない男に苛立ってきたし、母性を持った女を憎んできた。強かったはずの男の弱体化と、それを許す女の甘さが、ルース家の家庭崩壊を招き、ひいては宇宙戦国時代という社会の混乱を呼び込んだと信じたのだ。事実、力無き大人達はウッソ…

Vガンダム クロノクル・アシャー

クロノクルは素直で真面目、その上に努力家だ。その持ち前の優等生的器用さで、とりあえず何でもそつなくこなしてしまう。だが社会が混乱すると、その煽りを真っ先に受けるのが、こういった優等生タイプではないだろうか。指示がバラバラの方向から飛んでき…

Vガンダム 50話 憎しみが呼ぶ対決

「クロノクルは私に優しかったんだ!」家庭、ヴーィッグ、リガ・ミリティア。何処にも居場所のないカテジナにとって、ザンスカールとクロノクルだけが巣であり、それさえ手に入れられれば彼女は何処にいたってよかったのだ。しかし、その巣すらシャクティと…

Vガンダム 49話 天使の輪の上で

Vガンダムに登場する男達は徹底的に情けない。たとえばタシロ・ヴァゴ。彼はカガチに反旗を翻す、という男らしいというか、野心家らしい行動には出るものの、軍事力はファラに頼っているし、戦後の統治は女王マリアに任せるという。視聴者は「じゃあ、お前自…

Vガンダム 48話 消える命 咲く命

「いつの間にか戦争に染まりきっているよな」「僕は嫌なんです。人殺しをしているところで大人になるなんて」これらの台詞は過去のガンダムシリーズ、特にファーストガンダムの全否定に近い。戦場という「非日常」で大人になってしまったアムロが、続編のZガ…

Vガンダム 47話 女たちの戦場

ギロチンを押し付けられたファラにしろ、ルペ・シノにしろ、彼女たちは愛した男を取り込んで、殺すことしか知らない。そして、そんな「女」たちを、ここで「母」になりつつあるマーベットが撃退する。この「女」と「母」の違いは、命を「奪う」か「生み出す…

Vガンダム 46話 タシロ反乱

シャクティはタシロ向かって、物怖じすることなく反論し、またクロノクルの拳銃を奪って彼を撃つことまでするのだが、これと同じ光景をガンダムファンは数年後にも見ることになる。そう、∀ガンダムに登場するキエルもまた女王ディアナに代わってムーンレィス…