カテジナ日記

Vガンダムと富野由悠季作品

Vガンダム 47話 女たちの戦場

ギロチンを押し付けられたファラにしろ、ルペ・シノにしろ、彼女たちは愛した男を取り込んで、殺すことしか知らない。そして、そんな「女」たちを、ここで「母」になりつつあるマーベットが撃退する。この「女」と「母」の違いは、命を「奪う」か「生み出すか」の違いなのだが、実は根本的なところではあんまり変わっていない。要するに彼女たちにとって肝心なのは「自分の内側に男(子供)がいるかいないか」だ。

 

マーベットがファラを打ち破ったのは、子供を手に入れたマーベットの方が、男に飢え続けているファラよりもずっと精神的に安定してるからだろう。だがしかし、この「母」もまた子供に対する「執着心」と、その際限のない「甘さ」から、子供の成長を妨げてしまうことがある。その筆頭が女王マリア・ピア・アーモニアだ。彼女の底なしの「母性」は、この後、ザンスカールの男たちと、地球の生物を無限に幼児退行させていくことになる。